行けるとこまで

dojyou38.exblog.jp
ブログトップ
2010年 05月 10日

霧立越え - ガゴが岩屋と化石の森探訪

今日はいよいよ霧立ち越えの中で唯一の難易度上級コース・岩屋と化石の森探訪です。
このコースはガイドブックにも地図にも載っていません。

今日はこのコースを発見したネイチャーガイドの秋本さんの案内付での山歩きです。
「えのはの家」を 8:00 マイクロバスで出発、登山口・ゴボウ畑で入念に準備体操をして
8:30 先ずは白岩岳目指して登っていきます。 



d0124388_15592130.jpg植生・生態系のレクチャー

秋本さんから山の生態系や
樹木・花の種類の見分け方などの説明を受けながら
移動していきます。

特に、鹿の食害の深刻さについて熱心に語っていました。





登山道を離れ足場の悪い藪の中へ
d0124388_1555415.jpg
白岩岳の手前(標高1590m)から登山ルートをはずれ、藪に入っていきます。
岩屋のあるところへ向かって下っていきますが、裸地になると道がない上に、
急傾斜で地面が軟らかく蟻地獄のようです。 足場が定まりません。

その上更に落石の危険があります。
ガイドも雪の降る冬と雨天の時は危険なので案内しないとか。
砂地はずるずる、石灰石のガレバはガラガラ、立ちすくみます。

d0124388_16312528.jpg


d0124388_16352729.jpgヤマシャクヤク

ヤマシャクヤクがこんな斜面にもあちこちに群生しています。

足場が悪く危険なので
鹿も近寄らないのだろうか。
それとも
鹿の好みに合わないのか。




d0124388_17284862.jpgガゴが岩屋 - 1

ガゴとは修験道行者とのこと。
このような岩屋が
この谷沿いに幾つも有る。

私達が巡ったのは6箇所。
このような岩屋を住処として
修行していたのだろう。




d0124388_17293894.jpgガゴが岩屋 - 2

修験道の修行が全国各地の山中で行われていたが、
明治5年の修験禁止令により
衰えて行ったのだろう。
おそらくその頃までこの岩屋も
使われていたと思われる。

発見当時、寛永通宝などが
残されていたそうです。


化石の森
d0124388_18114446.jpg

d0124388_2082090.jpg岩屋のある谷から石灰岩のがけを登ると、石灰岩の露頭が現れます。
そこが化石の森です。
秋本さんが2004年に
 発見したそうです。

巻貝.珊瑚の化石がごろごろ
2億6千万年前の生物ですが
これらの化石を収集・分類研究する学者がいないと嘆いていました。


今回の山歩きはわたしにとっては大変ユニークなものでした。

通常の山歩きは山頂を目指すものですが、
今回は登山口から約200m登り、そこから400m下ります。
その往復ですが、一度も山頂は通過しませんでした。

また終始 ベテランのガイドに付いてもらって、
山の歴史・動植物の生態・連鎖などのレクチャーを受けたこと。
ただ樹木の名前を聞いても直ぐ忘れますが、モミとイチイの違いなど、
現物を比較して教えてもらったことは大変勉強になりました。

ただ頂上を目指す登山よりも、時にはこう言う登山も有意義だと思いました。

[PR]

by dojyou38 | 2010-05-10 15:40 | 登山 | Comments(6)
Commented by hayatan at 2010-05-11 09:59 x
dojyou38 さん 凄い~~蟻地獄のような急傾斜で地面も軟らかく
鹿も通らないような山を良く登りましたね!先日BSで国東にある天台宗の僧侶が寺院や霊場を巡る「六郷満山峰入り」と言うのを放映していました。150kを6日間険しい山の峰を登り降りしていましたがそれに勝るとも劣らないような登山を体験されましたね!これは終生忘れる事の出来ない思い出と成った事でしょう!

兎に角無事に登られてオメデトウございます。
貴重な体験写真をありがとうございました。
Commented by dojyou38 at 2010-05-12 10:08
hayatan さん

ここに残っている岩屋を住処として修行をしていたガゴ達は、
このような岩場や砂の斜面を走りのぼり、駆け下っていたんでしょうね。

私達は1歩1歩、おっかなびっくりで登り下りしましたので、
それほど危険なところとは思いませんでした。

ただ、秋本さんが言っているように、
雨天や雪が降っている時は大変危険でしょうね。

ガイドなしにはいけないところ、貴重な体験でした。
Commented by matutaka31 at 2010-05-12 17:07
 写真や文面から、どう見ても山登りを楽しむ雰囲気ではないですね。
 「霧立越え 」の題名から、なんだかロマンチックな縦走路かと勝手に想像していましたが、まるで修験者の体験コースのようで、“凄い”の一言ですね。

 頂上を目指さない山登りは、私には経験がありませんが、コースの中身が濃いと、頂上に立ったときと同じような達成感というか満足感が味わえるのでしょうね。
Commented by taminamikawa1 at 2010-05-12 22:25
霧立越え登山、おつかれさまでした。
今回の登山は私にとっては最高級高難度(最上級コース)でした。
まさに蟻地獄のような急斜面砂場渡りは命がけで、自分でもよく渡れたと思っている。
最苦あれば最高の楽しみ(ガゴが岩屋や化石の森探索)があり、
思い出に、かつ記憶に残る登山でした。
Commented by dojyou38 at 2010-05-13 18:03
matutaka31 さん

「霧立越え」は五ヶ瀬からなだらかな尾根が椎葉まで続く、
ロマンチックな縦走路がメインですよ。
霧にかすむ石楠花やツツジなど幻想的な風景を楽しむことが出来ます。

私達は季節を変え、ルートを変え何回も経験しているので、
今回はマニアックな場所を選びました。
Commented by dojyou38 at 2010-05-13 18:14
taminamikawa1 さん

今回の霧立越えは少々ハードでしたが、記憶に残る山歩きでした。
ガイドがいないといけないコースでした。

途中はベテランガイドから山の様々な動植物の生態や歴史を教わり、
大変有意義な登山になりましたね。


<< ミツバツツジの背振山      アケボノツツジの諸塚山 (13... >>