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某日某月

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2011年 09月 26日

九州ハイランド 大金峰~小金峰単独行 (9月25日)

このところ晴天続き、何の予定も無い。 急に山へ行きたくなった。
相手がいない。 家内に同行求めたが振られた。
仕方なく一人で行くことにした。

登山を始めて4年、正確には数えていないが小さな山も含めて100回は山に行っているだろう。
だが2人或いは10人以上のときも、全て誰かに同行して登り単独での登山は無い。

私は75歳で運転免許返上するつもり。 後 23ヶ月、運転出来る内に遠くの山へ。 
高速道路土日半額割引を利用して、目的地を熊本南部の大金峰~小金峰縦走にした。
どうせ登るなら、初めての単独行は登ったことが無いところが良いと、この山に決めた。


  
        二本杉峠から大金峰を望む
九州ハイランド  大金峰~小金峰単独行 (9月25日)_d0124388_1811948.jpg



九州ハイランド  大金峰~小金峰単独行 (9月25日)_d0124388_20484725.jpg5:35 自宅出発、松橋IC からR445経由で二本杉峠へ。
8:40  大金峰は鈍頂ながら周囲を圧して鎮座。

    二本杉から市道をへて林道に入るが、
    市道で鹿の親子に出会う。
    
    カメラを構える間に小鹿は林へ。
    登山者は鹿に出遭って癒されるが、
    山は鹿など獣害で困っている。
    



九州ハイランド  大金峰~小金峰単独行 (9月25日)_d0124388_2152095.jpg9:30 林道・福根線 攻登山口  
  予定より30分遅れ。
  途中、道が分らず何度も U ターン道を探す。
  山の中では尋ねるにも車も人にも出会わない。
  途中、何台か車に出会ったが地元でなく、
  小鳥を獲るハンター。登山のことは知らない。

  登山口らしきところに着いたが、
  攻登山口かどうか確信できない。
  ただ、ここから登れば
  大金峰~小金峰の稜線に出ると信じて、
  九州自然歩道を登る。
    

九州ハイランド  大金峰~小金峰単独行 (9月25日)_d0124388_21314895.jpg10:00 稜線 攻分岐

  登ること30分稜線に到達。
  ここで目的の登山道と確信。
  やっと、安心して歩けるとホッとする。

  ガイドブックによると、
  ここから大金峰まで3k弱、小金峰まで2k弱。
  先ず、大金峰に向かう。




九州ハイランド  大金峰~小金峰単独行 (9月25日)_d0124388_21525996.jpg大金峰に向かう稜線は
ブナ・カエデやスズタケが繁る
九州自然歩道で道は整備されて、
快適に歩みを進めることが出来る。

だが、福岡周辺と違い標識が朽ち破損したまま。

大金峰までは何回も緩い上り下りを繰り返す。
一番低い鞍部から山頂まで高低差100m強。 
  




九州ハイランド  大金峰~小金峰単独行 (9月25日)_d0124388_2211124.jpg自然歩道大金峰登山口

ここから山頂までは僅かだが、
自然歩道と変わり急登となり
登山道は荒れ放題。








九州ハイランド  大金峰~小金峰単独行 (9月25日)_d0124388_22385479.jpg大金峰山頂(1396m)

10:45 山頂到着、登山開始の遅れを取り返す。
  山頂は狭く、周りが樹木に囲まれ眺望なし。
  二本杉から立派な姿を見ただけにがっかり

  ここで昼食にするつもりだったが、
  小金峰に変更、そこそこに下山。





九州ハイランド  大金峰~小金峰単独行 (9月25日)_d0124388_2245616.jpgマムシ

大金峰から小金峰に向かう途中、
2匹の蛇に遭遇。

1匹の大きい青大将と思われるのは直ぐ隠れた。
この1匹は逃げない。 
体調約80cm、マムシにしては大きい。
確信はもてないが多分マムシだろう。

ガイドブックでマムシが多いとあった。
それで、スパッツ・ストック・手袋など
万全の装備をしたが、まさか本当に出遭うとは。


九州ハイランド  大金峰~小金峰単独行 (9月25日)_d0124388_2341415.jpg12:20 小金峰山頂(1377m)

予定より30分早い。
山頂は狭いが東南に開け、
重畳たる九州山地の山稜に圧倒される。

地図と睨めっこするが、
遠くに見れる山の名に自信がもてない。

ここでゆっくり弁当。

13:30 予定より40分早く下山。 歩行距離 約9km  

小金峰より九州中央山地を望む
九州ハイランド  大金峰~小金峰単独行 (9月25日)_d0124388_2317480.jpg

山の景色はまだ紅葉には早く、僅かにススキが色付いているだけだった。

山中では登山客誰1人にも会わなかったのにマムシに遭遇、
林道では小鳥ハンターや鹿との出会いなど収穫が多かった。
また、登山口を見つけるための時間に余裕をもった計画の重要性を改めて学習。

これで単独行の実績が出来たので、気が向けば何時でも山登りが出来そう。
ただ今回分ったことだが1人で歩くと、自然に歩く速度が早くなり楽しむ余裕を失う。
今後は設定時間を十分使って、山を楽しみたいと思います。

帰路、100%架け流しの「かりまたの湯」に浸り疲れを癒しました。


by dojyou38 | 2011-09-26 17:37 | 登山 | Comments(16)
Commented by greenmist2 at 2011-09-27 11:46
dojyouさん、凄い!
単独登頂おめでとうございます (拍手
初めての山を地図を見ながら挑戦というのがまた凄い!
地図の読めない私としてはただただ敬意を表すばかりです。
マムシに怯まずシャッター押すのも流石です。
すっかり「ベテラン山男」の域に入られましたね~ (^^V





Commented by taminamikawa1 at 2011-09-27 20:27
まず、初めての単独行に拍手!
その登山で鹿やマムシに出合ったりと
貴重ですね。
鹿にこんなに近くで出合うとはラッキーですよ。
もっとも、
マムシは遠慮しますが・・・。
Commented by hibochan at 2011-09-28 07:38 x
単独登山とは 驚いてます。
私なんぞ筑波山(877m)でさえ何度も訪れてますが一人では 心細く相方と一緒です。
Commented by dojyou38 at 2011-09-28 10:11
greenmist2 さん
過分なお褒め、有難うございます。
まだまだ「山男」にはなれませんが、車が運転出来る内に多くの山を歩きたいと思っています
Commented by dojyou38 at 2011-09-28 10:21
taminamikawa1 さん
山自体は何の変哲も無いでしたが、初めての山に単独行して良かったと思っています。 
登山道は整備されていても、標識が少ないと眺望が無いところでは道を間違ったのではと不安に駆られることがありました。
Commented by dojyou38 at 2011-09-28 10:27
hibochan さん
初めての山、初めての単独行で少し不安でしたが、ガイドブックに有る山なので、これまで4年間の経験を信じて登りました。
何時まで山登りが出来るかわかりませんが、大変良い経験に生りました。
Commented by tetsu807-2 at 2011-09-29 14:54
ご無沙汰しています。最近は目の疲れのためブログもお座なりに
なっている私ですが、久しぶりに訪問させていただいて単独登山
の文字に目を奪われました。えっ!すごいことだと思いました。
近場の登りなれた山は単独行の経験は勿論ありますが、初めての
山に単独登山は一度もありません。勇気ある行動ですね。
と、同時に山をしっかり愛され学習されてこられたからだと思います。
Commented by matutaka31 at 2011-09-29 22:18
経験の無い山に単独登山、しかも熊本南部の山。
凄いというかその決断に脱帽です。
私は一人で登って一度滑って転んでから、単独登山を諦めてしまいました。
75歳で免許返上するまでの計画的行動、ご立派と言う他に言葉が見つかりません。
 心が変れば態度が変る
 態度が変れば行動が変る
・・・・・・・・ですね。
Commented by dojyou38 at 2011-09-30 17:16
tetsu807-2 さん
確かにPCは年取った目には良くないようですね。
私はPC専用のメガネを使っていますが、それでも長時間PCと睨めっこしていると目ヤニが出るようになりました。
初めての山へ1人で登ったのですが、ガイドブックに載っている山なのでしっかり頭に入れて登るので心配はしていませんが、
ガイドブックだけでは登山口を見つけるのが難儀です。
事前に観光協会や森林組合に電話するのですが、それでも迷うことがあります。
Commented by dojyou38 at 2011-09-30 17:30
matutaka31 さん
初めてへ単独で、危険なように思われますが、tetsuさんへのレスのようにガイドブックに掲載されている山なので安心して登れます。
車の運転は80歳でも85歳でも自分では安全に運転できると思っています。
でも徐々に動体視力や反射神経の能力が低下し周りに迷惑掛けるのではと、機械的に75歳と決めています。
たまたま公共交通に恵まれたところに住んでいるので、それも決断した要因です。
Commented by 1944tourist2004jp at 2011-09-30 19:03
今晩は
 ”登山を始めて4年、正確には数えていないが小さな山も含めて100回”、私もほぼ同じ道を歩いています。
これからも健康のために頑張りましょう。 
 図らずも偶然の思い。
私も妻にかねがね言っていることの一つに、”ゴールド免許で75歳で返上する”です。
最近は集中力の無さと遠近感の劣化でひやひやすることが結構あります。
 秋を感じさせる最初の写真好きですね。
登山シーズンを迎えて、九重から歩き始めようかまと思っています。
Commented by ジジイ at 2011-10-01 05:20 x
山登りが、ほんとにお好きなんですね!!
ゴルフ場では、それなりに歩くのですが、そもそも歩くのは、苦手なので、dojyou38さまのように、登山が好きな方は尊敬します。
 これからも、無理せず頑張ってください。
 私の場合、免許証は76才の今でも、ゴルフ場行きのため、キープしてますが、タクシー利用となれば、免許証返上となるでしょう。
 
Commented by dojyou38 at 2011-10-01 09:58
甘党 さん
おはようございます。
1昨日、昨日と久住に行っていました。 昨日は雨に祟られました。
車の運転能力の劣化は自分では気が付きません。
たまたま76歳の誕生日で免許更新になるので、人に迷惑掛けない内にと決断しました。 それまで慎重にと思っています。
Commented by dojyou38 at 2011-10-01 10:16
ジジイ さん
2年前肩と腰に違和感が出たのを切っ掛けに、下手だったゴルフを止めました。
登山はただ歩くだけ、不器用で何の趣味も無い私にも何とかできる唯一の楽しみです。
運転能力には個人差があり、迷惑掛けなければ何歳まででも運転出来るでしょう。
ゴルフ場へはやはりタクシーより、トータルコストが高くついてもマイカーが便利ですね。
Commented by 池のカモ at 2016-03-04 20:47 x
失礼します。もう5年前の登山記ですが、

 「小鳥を獲るハンター。登山のことは知らない」、「小鳥ハンター…との出会いなど収穫が多かった」とお書きです。

 この「小鳥ハンター」とは、「望遠レンズカメラで『撮る』」ではなく「霞網あるいはトリモチ棒で『獲る』」人を指しておいでのようです。許されざる所業と言わねばなりません。

 可能な限りの山のすばらしさ、美しさが保たれるよう願う郷土人としては、特に引用後者は涙の出る文言です。
Commented by dojyou38 at 2016-03-14 09:45
池のカモ さん
コメント有難うございます。
現在の山・森林は野鳥にとっては棲み辛くなっているようです。
シカの異常増殖で野鳥の営巣環境がなくなり、ある種の野鳥の数が激減、その結果野鳥の餌となる昆虫の幼虫が異常発生して、ブナの新芽・葉が食い尽くされるところもあるようです。
一方、野菜が鳥獣害で大変迷惑している農家もあるようですね。


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