2012年 10月 29日
3年前の「富士登山」以来、久し振りに1泊2日ツアー会社の登山に参加した。 仲間との11月登山が未定で、実行されるか否か不明だったので1ヶ月以上も前にツアーを申し込んだ。 ところが、催行日が近付くと天気予報が気になりだした。 そして、その不安が当たった。 催行日2日間の前後は好天であるのに、登山の2日間だけが降水確率50~80%。 仲間で登山であれば当然延期だが、ツアーでは変更出来ない。 止めたいところだが、大枚 29,800円払い込み済み。参加せざるを得ない。 7:20 福岡をバスで出発、参加者は添乗員含め12名、 途中から山岳ガイドが加わる。 1日目の比叡山(760m)は延岡市の西端にあり、 ロッククライミングの名所とのこと。 楽しみにして参加したのですが、現地で説明された今日の登山ルートは、 案内図の「千畳敷登山口~比叡山~南登山口」で 往復3時間足らずの足慣らし程度。 私の持っているガイドブックの 『比叡山』は案内図の『ひえの山』のところ。 いつの間にか山の名前や位置が変わっていました。 従って、ヤカタガ岩にもカランコロン岩にも行かない。 少しがっかり 11:10 千畳敷登山口より登山スタート。 5分ばかり登ると開けた岩のステージに出る。 『千畳敷』です。 千畳敷より屹立する比叡山岩峰を仰ぐ 千畳敷の展望所を過ぎると直ぐに急登となる。 大きな花崗岩の合間を 木の根・枝や岩を掴みながら登る。 デモ未だ歩き始めたばかりだから、 皆元気で勢いがある。 雲は相変わらず低く、谷底からも濃霧が湧き出し 樹林の中は薄暗く今にも雨が落ちそうです。 ← 比叡山南壁のニードルと呼ばれる岩塊の尖端 登山道は山頂少し手前で大きな岩に突き当たる。 山頂は左だが、右へ行くと巨岩・カランコロン岩を 経て『ひえの山』(旧 比叡山918m)に至る。 名前を聞いただけでよじ登りたい意欲に 駆られるが、今日のルートには無い。残念。 比叡山山頂 バスから見た南側の絶壁からは想像できない 鈍頂でピークに大きな岩を頂く。 周囲は広くないが開けている。 しかし、今日は濃霧に包まれ眺望ゼロ。 ↑ 南下山道から比叡山を見返る。 南登山口周辺の植林帯の山裾部分は伐採され、 跡地には何種類もの広葉樹が植林されていた。 珍しい植林帯と思って下山してみると 『のべおか漁民の森』と案内があった。 『森は海の恋人』と言うことを聞いたことがある。 これだな と思った。 14:40 下山 高千穂の旅館に登山靴を脱ぎ 一風呂浴びすっきり。、 18:00 乾杯・夕餉を楽しむ。 20:00 折角の高千穂の夜、 夜神楽会場へ。 観光用の神楽で簡略化されたもので、 神楽宿でのような素朴さと、 焚き火を囲んでのカッポ酒はありませんが、 演技は熟練され素晴らしかった。 明日も好天は期待できない。 スタートから雨具着用は願い下げ、 せめて予定通りのコースは歩きたいものだ。
by dojyou38
| 2012-10-29 16:15
| 登山
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Comments(10)
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taminamikawa1 at 2012-10-30 21:54
天候だけは・・・、残念ながら思い通りならないですね。
それにしましても、比叡山は聞きしに勝る岩峰の山で、 雨の登頂は大変だったでしょう。
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dojyou38 at 2012-10-31 09:56
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kiyota
at 2012-10-31 16:23
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比叡山といえば「ひえの山」(918m)と思っていましたが新比叡山(760m)があったのですね。
雨降りだったのでカランコロン岩に行かなかったのでしょう。スベリやすいですからね。また「ひえの山」も頂上からの展望がない山ですから 行かなくって良かったのかも・・・
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dojyou38 at 2012-10-31 22:03
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matutaka31 at 2012-11-01 13:52
山登りには生憎の天候・・・、でも写真を観る立場では、雨に煙る山でロマンチックな雰囲気に・・・。
でも気の合った仲間との登山は、得がたい経験でしょう。
九州にも比叡山とは 知りませんでした
ニードル オアフ島にもあったような 高千穂お神楽見てみたいのですが
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tetsu807-2 at 2012-11-02 11:33
山の情報を聞くと誘惑に駆られる、dojyouさんの体力に感嘆してい
ます。私は三座とも未体験です。比叡山の岩峰は凄いですね!大崩山のような岩峰でしょうか。その大崩山も未体験で、もっと頑張っておけばよかったと今になって後悔しきりです。
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dojyou38 at 2012-11-03 14:37
matutaka31 さん
登山は晴天に越したことありませんが、登山は一種のサバイバルゲームでもあります。 たまには、雨など悪天候の中でも、どの様にして山道を進むかを試します。 そこで悪天候の中でしか見られない自然の姿を見る喜びも有ります。
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dojyou38 at 2012-11-04 00:34
hibochan さん
全国には同じ名前の山がたくさんあるようです。 全国的に知られた名前に憬れて地方の人が地元の山にその名をつけたのでしょうか。 高千穂神楽は出雲神楽の流れを汲むようですが、基本は毎年 集落ごとに神楽宿を持ち回る様です。 11月の後半頃から年明け2月頃まで演じられるようです。 夕方から演じ始め、翌朝までぶっ通しで演じられるので、見るほうも大変です。 私も一度神楽宿で見ましたが、開けっ放しの座敷なので寒い寒い。それに眠くなる。 それを紛らすため、かっぽ酒(焼酎)を飲みながらの見物になります。
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dojyou38 at 2012-11-04 00:35
tetsu807-2 さん
大崩と比叡山とは共に岩峰とは言え、全く趣を異にします。 その違いを私には説明できません。大崩のスケールは比叡の比ではありません。 私も今は機会あるごとに山に出かけていますが、後なんねんかな~と思いながら登っています。 毎年歩くスピードが落ちているように思います。 |
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