2014年 05月 02日
弥山頂上よりレース状に残雪を纏った八経ガ岳を望む 旅行中ですが1日を八経ガ岳登山にあてる。 4時50分1人で長男宅出発、70kmをドライブし 登山口がある行者還トンネル西口へ向かう。 大阪から309号を使うのだが最後の14kmは 国道とは名ばかり、殆どすれ違い出来ない幅員、 舗装の破れや落石があり、バックが下手な私は ひたすら対向車が無いことを祈りながら運転。 往路は早朝だったので対向車も無く予定通りに 6:45 トンネル西口駐車場に到着。 既に20台以上の先客が駐車していました。 駐車場の叔父さん「未だ雪が残っていますよ」 夏山装備で来たのを後悔したが後の祭り。 7;00 標高1094mの駐車場でおにぎりの 朝食を済ませて小坪谷右岸の登山道に入る。 暫く爽やかなせせらぎを聞きながら緩斜面を登る。 朽ちかけた木橋を渡ると急登が始まる。 登山道の両側はシャクナゲの古木、後1ヶ月 遅ければ見事な花のトンネルが見られただろう。 8:00 シャクナゲがミヤコザサに代わると 稜線に出る。奥駆道出会だ。 八経ガ岳を主峰とする山群は大峰山と呼ばれ、 奥駆道出会から八経ガ岳までは熊野古道です。 ここから暫くは緩斜面の上り下りを繰り返す。 標高は1500mを越えると日陰には残雪が 目立つようになり、トウヒの大木も多くなりました。 林床はバイケイソウの群生地です。 この辺りもシカの食害の影響が甚大なようで、 シカの忌避植物・バイケイソウ以外の 山野草は苔類以外殆ど有りません。 オオヤマレンゲが咲く7月にはバイケイソウの 単純植生という異様な景色を見ることになるだろう。 9:00 修験道の先達・聖宝理源大師像のある 聖宝ノ宿跡を通過する。 登山道は一挙に傾斜を増し、 行者泣かせといわれた聖宝八丁と云われた 急坂になり残雪の厚みも面積も増してきました。 ← 残雪の登山道と聖宝理源大師像 ↓ 急坂の聖宝八丁もジグザグに登る木製階段を登り切ると 弥山小屋が見えてきました。 9:50 弥山小屋広場を通り弥山山頂に着く。 山頂に祀られている弥山神社に 好天に恵まれ登山出来た事と、今日の 登山の安全を願って柏手を打ちました。 山頂に祀られている弥山神社 弥山から弥山小屋のある広場に引き返し 八経ヶ岳に向かう。 白骨化したトウヒが目立つ広場には 休憩する登山客のほか色とりどりのテントが たくさん張られていました。 八経ヶ岳へは広場から一度少し下りますが、 その南斜面にも残雪多く、トウヒなどの根元だけ 雪が解ける根空の景色を見せていました。 夏山スタイルで登ってきたが、天候もよく風も弱く、 動いている間は寒さを感じませんでした。 雪道を暫く下り登りに差し掛かると、 山の貴婦人・オオヤマレンゲの群生地。 九州では見られない光景、開花時期に 訪ねたいと思いました。 シカの食害を避けるため大きな面積が ネットで囲まれ、その中を行く登山道へは 鉄柵扉を開けて入って行きます。 10:45 八経ヶ岳山頂到着 山頂では何組もの先客が食事中でした。 私もそこで山談義しながら弁当をいただき、 ポーズを取りシャッタを押してもらいました。 この山は登山口から山頂まで、どこも携帯が通じない。 長男宅を出る時、途中経過連絡すると言って出てきた。 心配していると思って道草もせずさっさと下山しました。 13:40 無事駐車場に到着、管理人に挨拶をする。 帰りも狭い国道で対向車に遭遇しないことを願いながら ハンドルを握りましたが、離合できない場所で 2台の車に出会いました。 福岡NOの車と知ってか地元NO車がバックしてくれて、 15:30 無事長男宅にたどり着きました。
by dojyou38
| 2014-05-02 16:14
| 登山
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Comments(14)
こんばんは
八経ヶ岳がどこにあるのかわからないまま読んでいました。 いつものように活動的なことに感心しています。 雪山だったんですね。山は怖いと感じました。
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dojyou38 at 2014-05-05 23:18
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tetsu807-2 at 2014-05-05 23:50
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dojyou38 at 2014-05-06 06:57
tetsu807-2 さん
おはようございます。 ロングドライブでは何時も1座は登るようにしています。 大峰山は日本百名山の一つは知っていましたが、91番目の山とは知りませんでした。 単独行は余りしませんが、百名山のように有名な山は道標も踏み跡もしっかりしているので、 ガイドブック1冊で迷うことなく歩けます。 また、登山客も多いので挨拶しながら、山の情報も得られ安心して登れました。
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hibochan
at 2014-05-06 08:03
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お早うございます!
行者還トンネル西口が懐かしいです。 昨年の山友の会で弥山までは行きましたが、雨のため八経ヶ岳登頂 は断念しました。この時期まだ雪が残っているのは驚きです! 八経ヶ岳山頂のポーズが決まっていますね!
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matutaka31 at 2014-05-06 10:12
旅行先のお宅から単独で70km先まで運転し、日帰りの登山するとは
凄い行動力!脱帽です。 九州の山々は新緑に覆われているというのに、まだ残雪があるのも 縦に長い日本なればこそですね。 離合困難な国道の運転、夏姿での登山・・・、想い出多い一日だった ようですね。
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ジジイ
at 2014-05-06 14:06
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相変わらず行動範囲が広いですなぁ!!
無事の御帰還を祈ってます!!
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dojyou38 at 2014-05-06 16:42
hibochan さん
大峰山(八経ヶ岳)は奈良県南部天川村にあり、吉野~熊野の熊野古道の重要な通過点になっています。 山頂は雪が残っていると言われて身構えましたが、風が無かったので 汗をかくこともなく爽やかな気分で登れました。
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dojyou38 at 2014-05-06 16:46
PNDORA さん
さくねん皆さんと一緒に登山したかったのですが都合で果たせず残念に思っていました。 これで、1年遅れになりましたが皆さんに追いついた気分です。 山頂では単独行での登頂記念に格好付けてみました。
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dojyou38 at 2014-05-06 16:47
matutaka31 さん
こんな登山が出来るのは後何年かな?と思いながら登っています。 標高が1500mを越えると、残雪はなかなか消えないようです。 私は運転が、特にバックが苦手・下手なので離合困難な道は鬼門です。
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dojyou38 at 2014-05-06 16:47
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KIYOTAROU
at 2014-05-06 23:06
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DOJYOUさん、大峰山(八経ケ岳)登頂、おめでとうございます。
この残雪が残る時期に、関西一高い山に、単独で登ったとのこと驚きです。私たちは昨年8月に挑戦しましたが、弥山まででした。 弥山で突然の雨に見舞われ、八経ケ山登山は断念し下山しました。
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dojyou38 at 2014-05-07 21:55
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