2015年 03月 30日

花見 IN 十坊山

                            登山客で賑う十坊山(とんぼやま)山頂
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d0124388_21533375.jpg十坊山(535m)は福岡・佐賀県境に東西に横たわる
背振山地の西端に位置し山頂に大花崗岩を頂く。
通常は北または東側からで、私も何度か登っている。

今回は西側からの新しいコースを登ることになった。
それは3年前、西側中腹にヤマザクラの巨木が
発見され、その桜を見るルートが開鑿されたからです。

ヤマザクラを発見、新ルートを開鑿したのは、麓の
民芸ギャラリーのオーナー長岡さんのグループ。
そのルートは地図にもなく、初めてだったので
ギャラリーのイベントに連合いと2人で参加した。

9:40 総勢52名、4班に分れ出発。
        登山口の満開のソメイヨシノ →
            (発見されたヤマザクラではない)

d0124388_2235761.jpg新しいルートは長岡さんのギャラリーからいきなり
竹薮に踏み込む。
竹薮は元は段々畑でミカンなどが栽培されていたが、
放棄され真竹が蹂躙するところとなっている。

長岡さんによれば新ルートは発展途上と言うだけに
半藪漕ぎ状態。 竹薮を過ぎると急坂が続くが、
木段・石段もロープもない。

ただ丁寧に付けられているのは赤いテープの
道標だけ、これだけ道標がしっかりしていれば
地図が無くても迷うことは無だろう。





d0124388_239723.jpg歩き始めて20分、竹薮を抜けて尾根にでる。
そこにヤマザクラの大木2本
でも残念ながら1週間早かった。大木の梢にわずか3~5輪。

大きい方は胴回り3.65m、高さ18m、樹齢推定250年。
2本の間隔は17mあるが、花が咲くと上空で手を繋いで
いるように見えるので、地元の方は『相思の桜』と呼ぶ。

周りはアカガシ・マテバシイ・ツバキ・クヌギなどの
照葉樹林で、以前は炭焼きも盛んだったようですが、
この2本の桜は何らかの事情で
伐られること無く残されたのだろう。

それにしても、これだけ大きな桜が周りが高木に
囲まれているとは言え つい4年前まで、
その存在が忘れられていたのは何とも不思議です。

見出されてからは長岡さんたちの手によって獣道の
ようなルートを整備し、毎年何回か花見ツアーが
組まれているそうです。

私の自宅からギャラリーまでは高速で30分余り、
遠くないので、満開時に是非見に来たいもの。



d0124388_9445148.jpgサクラのある尾根道を少し引き返し、
山腹を十坊山への登山道へと入る。
山腹は手入れの行き届かない杉檜の植林帯。

手入れが行き届かないのが幸いしたのか、
植林帯にしては豊かな林床でハナイカダ・
コショウノキ・コウゾウ・イズセンリョウ・ヒサカキ
など様々な低木が繁茂していました。

特にハナイカダの群生は他では見られない。
花が咲く5月の連休のころ再訪したいものです。

12;20 登頂、ゆったり昼食後
山頂の巨岩から360度の眺望をたのしむ。
北に玄界灘、東南に背振の峰々が青空の下
雄大に広がっていました。


                   山頂より玄界灘(唐津湾)を俯瞰する
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13:20 下山開始、下山は登った新ルートではなく、何時もの中村集落へコースを下る。
2合目付近の鹿家分岐から左に分れギャラリーのある登山口に下山。
登り2時間40分のところ、下りの方が若干距離が長いが1時間30分で14:40に下山。

下山後、ギャラリーで長岡さんよりお汁粉や自家製の漬物などの振る舞いに預かる。
連合いとのハイキングは何時も2人のマイペースだが、今回は50名以上の大パーティー。
開発途上の急坂を若い人たちのペースでの上り下りは連合いにはいささかハードのようでした。
でも、最後までパーティーに遅れることなく歩いてくれたのは有り難かった。

今日は「相思の桜」が目当てだったが、一週間ほど早かったようです。
でも、たくさんの他の花に出会えて満足でした。 出会った花の中から10点UPします。


今日出会った花など
花などの名前、自信ありません。間違っていたらコメントで御指摘ください。

ムラサキケマン
                                        ハナダイコン(ショカツサイ)
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ハナイカダ                                         タチツボスミレ ?
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ウバユリ(葉)                                      コショウノキ(花)
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ヒサカキ
(雄花)                                       ミミガタテンナンショウ(?)
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ムサシアブミ                                          マムシグサ
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by dojyou38 | 2015-03-30 21:26 | 登山 | Comments(10)
Commented by hibochan at 2015-04-01 07:08 x
玄界灘の眺め素晴らしい
こちらでもボランティアさんが登山道整備され無名の山が知られるようになりました
紹介された花知りません
山桜見たいのですが
Commented by とんぼ at 2015-04-01 07:22 x
とんぼやまですか?
登ってみたくなる名前です。
ヤマはもう春一色だったのですね。
Commented by dojyou38 at 2015-04-01 11:51
hibochan さん
春にしては空気が澄んでいたので、壱岐の島まで見ることが出来ました。
開花に合わせて個人で登れば満開の山桜の会えたのでしょうが、
初めての場所だったのでイベント参加、少し早かったようです。
Commented by dojyou38 at 2015-04-01 12:07
とんぼ さん
聖武天皇の頃、インドからの帰化僧・清賀上人が建てた久安寺の属坊がこの山に十坊あったので、
『十坊山』と云われるようになったそうです。
秀吉の九州征伐の時、その十坊は戦火で全てなくなったと云われています。

Commented by tetsu807-2 at 2015-04-01 15:36
こんなに賑わっている十坊山、久しぶりに見ました。
山は大勢で登るのが楽しいですね。新ルートを半藪漕ぎ
状態で登る。これが又、アドベンチャー気分で最高ですね。
Commented by dojyou38 at 2015-04-01 17:07
tetsu807-2 さん
新ルートでも大勢で登るのでアドベンチャー気分まではいきません。
このルートは3年前に開鑿され、どうもサクラの時期だけ賑っているようですが、
私は様々な珍しい植物が繁茂しているので気に入りました。
Commented by taminamikawa1 at 2015-04-02 22:00
今年は寒い日が続いた影響か、相思の山桜の開花も
もう少し先・・・?
満開の時に再訪したいですね。
花を求めての登山はスケジュール調整が
いつも問題?
Commented by matutaka31 at 2015-04-02 23:34
しばらく十坊山には登っていません。
「相思の桜」のこと、何かの情報で聞いたことがありますが、
まだ見たことはありません。
原生林に近い山の中には、まだまだ未開発の分野がたくさん
あるのではないでしょか。
 そんな自然が残されているからこそ、ロマンがありますね。
Commented by dojyou38 at 2015-04-03 09:35
taminamikawa1 さん
「相思の桜」のオーナーみたいな方のイベントだったので、
満開だろと期待して参加したのですが早すぎたようでした。
山の花は天候と時期のタイミングが本当に難しいです。
Commented by dojyou38 at 2015-04-03 09:48
matutaka31 さん
十坊山も中村からは標高差500m近くあるので登り甲斐があります。
白木峠からは少し急坂ですが短時間で登れるので挑戦してみてください。
最近はどこも里山が放置され竹薮になり、以前有った作業道も見分けつかなくなっています。
見所(花や景色)が有っても近づくのが難しくなっているようです。


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