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某日某月

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2009年 04月 28日

またしても勇気ある撤退・京丈山

今回の登山は久しぶりの多人数、10名。
ほぼ予定通り京丈山・ワナバ谷登山口に到着、準備体操後登山開始。
出発後すぐ、これまでの登山とは少し様子が違うと思った。 嫌な予感。
登山道がいきなり極端に狭い。 急傾斜地に僅かに足の置き場があるだけの小径だ。
その上、前日・今朝までの雨で地盤は緩み路面は不安定極まりない。

ワナバ登山口
またしても勇気ある撤退・京丈山_d0124388_2241528.jpg

またしても勇気ある撤退・京丈山_d0124388_22435992.jpg
私がアンカー。
登り始めてまもなく、前の方で「大丈夫か!」の大声。 一人が片足を滑落させたようだ。
続くメンバーも、足の置き場を考えて逡巡し立ち止まる有様。

次の瞬間、カメラに残った画像
またしても勇気ある撤退・京丈山_d0124388_22555543.jpg
私が意識して撮ったものではない。 なぜかこの画像が残っていた。
カメラのいたずらだが、本当に起こりそうな急傾斜・危うい登山道がつづく。
またしても勇気ある撤退・京丈山_d0124388_23214874.jpg
険しい道だが、一方の視覚には私たちを癒してくれる新緑の幽界へといざなって行く。

沢を渡るー1
またしても勇気ある撤退・京丈山_d0124388_1761119.jpg
沢を渡るー2
またしても勇気ある撤退・京丈山_d0124388_178914.jpg
急坂を登る
またしても勇気ある撤退・京丈山_d0124388_1716838.jpg
足元注意
またしても勇気ある撤退・京丈山_d0124388_17171762.jpg

またしても勇気ある撤退・京丈山_d0124388_17304055.jpg蘭の上に残雪

本当に名残雪。
雪が残るぐらい寒い。
ガスも出てきた。
2時を過ぎても頂上が見えない。
(悪路の為計画より90分以上の遅れ)
登頂断念!!



またしても勇気ある撤退・京丈山_d0124388_17311526.jpg新緑と苔に包まれて

ここまで降りると寒さも多少和らぎ、
景色を楽しむ余裕も。
本当に疲れを癒す景色だ。




急坂を再び下る ↓  

またしても勇気ある撤退・京丈山_d0124388_1757189.jpg
何とか全員、ヘッドライトを点灯する前に登山口に帰還。
山頂へ標高差約50mで登頂断念、短時間の弁当タイムを取り下山したが正解であった。
僅か50mとは言え、その時点でガスもあり標識も定かならず、山頂も見えず。
メンバーも悪路に継ぐ悪路の為、予想以上に疲れが来ていた。特に足に。

山は逃げない、また来よう! 後 10日もすればカタクリもヤマシャクヤクも満開だろう。


by dojyou38 | 2009-04-28 22:41 | 登山 | Comments(10)
Commented by udo at 2009-04-30 10:01 x
えっ! こんな獣みちだったんですか、信じられない
Oさんのアルバムでは、気がつかないスポットが見れました
全員 無事 下山!おめでとうございます。
Commented by dojyou38 at 2009-04-30 21:46
udoさん
私の登山経験は僅かなもので比較すべきものはありませんが、
私の経験の中では一番険しいと言うか頼りない登山道でした。

ですから、歩行距離はそれほどでもありませんが、
パートナー全員 歩行距離・時間以上にばてていました。
その上、あられちらつく寒さも堪えました。



Commented by greenmist at 2009-04-30 21:50 x
健脚の方々が今までで一番きつかったと仰るので相当ハードだったのでしょうね。
きゃー凄いことになっていましたね~
よくぞご無事でご帰還されました。
Commented by tetsu807-2 at 2009-05-01 09:46
dojyouさん 京の丈山登山大変だったようですね。私は10年位前に京の丈山にカタクリの花に出会って、その可憐さが忘れられず、今年こそはと思い仲間に誘いかけましたが、雁俣のほうが近く山頂までの時間が1時間くらいと、言うことで雁俣に押し切られました。

その結果は可憐なカタクリに出逢いみんなデジカメに夢中でした。お天気もよく山頂は大にぎあいでした。
ただ、道がぬかるんでいる箇所があり、靴は泥んこでした。
Commented by dojyou38 at 2009-05-01 22:59
greenmistさん
特別な急登・大変な急坂があったわけではありません。
登山の高低差・距離が大変だったわけでもありません。

この山には登山コースが4ルート有ります。
私たちが登ったのは九州100名山ガイドブックの推奨ルートにも拘らず、
兎に角登山ルートの標識・案内板が少ない。
10人全員が立ち止まり探すことしばしば、これに疲れました。
急傾斜の山腹に僅かに足を置くのがやっとの登山道は
前日までの雨でぬかるんで緩く不安定。

そんな中で、2人が滑落しましたが、大事に至らず全員無事帰還。
山頂を極められなかったが良しとすべしでした。
Commented by dojyou38 at 2009-05-01 23:15
tetsu807-2さん
大変だった様子はgreenmistさんへのレスの通りです。
満開と期待して決行したのですが、早すぎた。
来週辺りはヤマシャクヤクも満開と思います。

登山はタイミングが左右しますね。
花などの時期×天候、これが合わないと興味も半減ですね。
でも、どんな結果でも行かなきゃ良かったと思い登山はないと思います。
行かなきゃ良かったと後悔した登山は無かったように思います。
きっと、tetsuさんもそうだと思います。
Commented by gxmwm944 at 2009-05-02 06:56
dojyou38 さん 京丈山登山はスリル満点と言うか恐怖の登山でしたね!改めて写真を拝見しますと良くぞまあ~滑落しないで無事に10人全員が帰還できたな~と感慨に浸っております。

私が一番足を引っ張りました!皆さんに付いて行けたら登頂していた事でしょう~~ゴメンナサイ!
何時か別ルートで再挑戦出来ませんかね?
Commented by dojyou38 at 2009-05-02 09:40
gxmwm944さん
本当に厳しい、厄介な登山道でしたね。
また、何時かチャレンジしましょう。

お互い、これから脚力がだんだん衰えます。
これからは一般の登山者より3~5割時間に余裕をもって登りましょう。
Commented by taminamikawa1 at 2009-05-04 16:36
京の丈山登山、おつかれさまでした。
カタクリの花の季節には少し早かったようですが、
その雰囲気は味わえました。
未登頂だっただけに、
できましたら、満開の頃に再挑戦したいですね。

ビギナー登山者の私ではありますが、
正直言って、厳しい山でした。
登山道が整備されていなかっただけに、
より慎重に登らないとリスクが伴いますね。
10名全員無事に下山でき、
ほんとに良かったのひとことです。
Commented by dojyou38 at 2009-05-04 23:09
taminamikawaさん
本当に神経使う登山で板ね。 疲れました。
カタクリやヤマシャクヤクが満開の頃に再挑戦したいですね。
時間的にも、もう少し余裕を持って楽しく行きたい山です。


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