2016年 06月 07日
「玉姫の間」のステンドグラスのサンルーム → NHK朝ドラ『花子とアン』のロケに使われた 元旅館「起雲閣」が熱海にあるというので見学した。 大正・昭和の文豪、山本有三・谷崎潤一郎・ 志賀直哉・尾崎紅葉・太宰治・三島由紀夫・ 船橋聖一などが起雲閣を定宿として、ここから 数々の名作が生れた旅館として有名です。 起雲閣は初めから旅館ではなく、 大正 8年海運王内田信也 の別邸として建てられ、 大正⒕年鉄道王根津嘉一郎 の別荘となる。 ← 玉渓の間の暖炉 当時は住友別荘・岩崎(三菱)別荘と共に熱海の 三大別荘と賞賛されていたそうです。 昭和22年その名邸が石川県の実業家で政治家の 桜井兵五郎により旅館起雲閣として生まれ変わり、 熱海を代表する旅館として、 名だたる多くの文豪などに愛されるようになる。 敷地は3千坪、中心に千坪の回遊式庭園があり、 庭園の周りに本館・別館・離れなどが並び 連なって、市街地とは思えない静けさがあります。 多数の名だたる文豪に愛された起雲閣ですが、 それぞれお気に入りの部屋があったようです。 ガイドから、この部屋は「人間失格」が執筆された 部屋、「金色夜叉」が生れたのはこの部屋などと 説明されました。 3人の大富豪によって贅を尽くして増改築されて、 別荘から人気の旅館になっていたが、 平成11年、その旅館が競売されることになる。 平成12年、熱海の文化財として熱海市が落札。 熱海市の所有になった起雲閣は 観光資源としてだけでなく、文化施設として 市民の様々な展示会・発表会などの イベント会場として利用されている。 平成26年にはNHKの朝ドラ『花子とアン』で 九州の炭鉱王・嘉納伝助の邸宅のロケに 使われました。 其々の部屋は贅を尽くした内外装とデザイン。 迷路のように廊下で繋がった部屋を見学しながら 当時の大富豪の別荘の凄さに驚きました。 広大な名邸宅の優雅さ美しさは私のブログでは 伝え切れません。興味ある方は「起雲閣」の HPをご覧下さい。
by dojyou38
| 2016-06-07 22:57
| 旅行
|
Comments(10)
起雲閣は初めて知りました。
熱海に行く機会があるかなぁ…
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dojyou38 at 2016-06-09 17:33
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dojyou38 at 2016-06-10 08:46
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matutaka31 at 2016-06-10 21:16
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taminamikawa1 at 2016-06-10 22:07
ネットで調べますと、嘉納伝助のモデルは九州の炭坑王・伊藤伝右衛門 とのことで、飯塚の観光名所になっている伊藤伝右衛門邸宅には2回ほど足を運んだことがあります。
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dojyou38 at 2016-06-10 22:50
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dojyou38 at 2016-06-11 07:13
熱海は昔、2度行きましたが明治の文豪、尾崎紅葉の「金色夜叉」くらいしか思い出せません、昔から名のある旅館に宿泊したのですが宿泊設備が古く旅館の設備も悪く、料理も不味い思い出があります。
映画やTVのロケ地になる場所もあるとは知りませんでした。
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dojyou38 at 2016-06-11 17:49
Uchan さん
私も以前天皇陛下がお泊りになったとか云う老舗の旅館にとまったことがありますが、 設備が古く料理も今一だったことがあります。 その旅館は何年かして倒産しました。 幾ら有名な老舗でも時流に乗っていけないところは退場せざるを得ないのでしょう。 |
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