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某日某月

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2016年 10月 27日

再び金時山へ

再び金時山へ_d0124388_13565221.jpg先日 連れ合いと登った金時山へ再び登りました。


今回は地元の山友2人と別のルートから
登ることになり、マイカーではなく
JR・伊豆箱根鉄道・バスを乗り継いで
南足柄側の登山口・地蔵堂に向う。


7:16 逗子から通勤ラッシュのJRに乗り込むと、
タイミング良く直ぐ傍で
「金太郎」さんが 迎えてくれました。

  AU の車内広告です。→



再び金時山へ_d0124388_15142966.jpg9:36 途中3回の乗換をして、
やっと登山口の地蔵堂に着きました。

途中 大雄山駅でバスに乗り換えましたが、
その駅前でも「クマにまたがった金太郎」さんが
出迎えてくれました。

バスの終点地蔵堂には小さなお堂「地蔵堂」が
あり金太郎の母親・八重桐の像「山姥像」が
祀られているそうです。

南足柄市はそのほかにも金太郎の様々な
モニュメントやイベントで町興しをしています。




再び金時山へ_d0124388_8215483.jpg地蔵堂にお賽銭を揚げ、今日の登山の安全を祈願して登山道に入る。

集落の外れに「金太郎の生家跡」がありました。

地元に方が管理されているのか、
雑草雑木に埋もれたという感じではなく、
100坪足らずの屋敷に小ぶりな礎石だけが
整然と並んで残っていました。
  (人物は同行の山友)







再び金時山へ_d0124388_2112911.jpg紅葉の遅い道沿いにはコスモスやムラサキシキブ
の鮮やかな色彩が緑の中に輝いていた。

ふと見ると道沿いの竿にクマならぬイノシシの
皮が何枚も干してある珍しい光景に出会いました。
どんな風に使うのでしょうか。



再び金時山へ_d0124388_2141038.jpg





地蔵堂から20分ばかり歩いたところに、スギ・ケヤキなどの
木立に囲まれて高さ23mの滝が懸かっています。

「夕日の滝」です。夕日が当たると
輝いて素晴らしい光景を見せるそうです。
金太郎はこの滝の水で産湯を使ったと云われる。

坂田金時は1000年ほど前の実在の人物のようですが、
足柄山の金太郎伝説と結びつけたのは江戸時代のようです。
果たして、事実や否や・・・

再び金時山へ_d0124388_2125048.jpg

先日登った金時神社からのルートに比べ、
今日のルートは約1km長く3kmあり、
内川上流の沢に沿って緩やかなスギの
植林帯を登ります。

10:30 足柄峠コースとの分岐点で渡渉し、
猪鼻峠を目指します。緩やかな杉の植林帯を
ルンルンで歩けますが眺望はありません。

猪鼻峠が近づくと植林帯から自然林に変わり、
急峻な稜線の金時山の山頂部が見えてきました。
青空が富士眺望の期待が膨らみます。


再び金時山へ_d0124388_21522515.jpg

再び金時山へ_d0124388_22164998.jpg11:50 猪鼻峠に到着。
南東の雲の上に富士が頭を出しています。

金時山の元の名は猪鼻山と呼ばれていた。
金太郎が蹴落とした岩に驚いた大猪が
岩にぶっつかり死んだ。 

金太郎は哀れに思い猪の鼻を切落とし弔って
猪鼻神社を祀ったので猪鼻山と云われていたが、
江戸時代になり金時山と呼ぶようになったそうです。

再び金時山へ_d0124388_22201540.jpg








此処から後、山頂まで僅か500mですが急登が待っています。
ゆっくり休憩しながら衣服調整をして、
シャリばてしないように行動食を取りました。

歩き始めは緩やかですが、直ぐに急坂始りました。
すると何故か急傾斜の崖にはトリカブト群落が続きます。
花の少ない時期に濃い紫色が際立ちます。

登山道は階段に変ります。
石段、木段からやがてアルミ梯子に変ります。
アルミ梯子だけでも8箇所もありました。

そして、先日登ったばかり、見覚えのある山頂に飛び出しました。
急坂をあえぎながら登っている間に、
富士に架かっていた雲が下がり私たちを歓迎してくれているようでした。

再び金時山へ_d0124388_193312.jpg

再び金時山へ_d0124388_21183833.jpg山頂は平日にもかかわらず、
先日登った日曜と変らぬ賑わいでした。

金時茶屋に入ると天井に数字と共に、
たくさんの名前の木札が架かっています。
登頂回数を示す木札です。

私も備え付けの記録簿に2回目と記帳しましたが、
登頂最多数は4600回を越えていました。

ゆっくり眺望を楽しみながら昼食をとり、
仙石原登山口に向って下山の途に就きました。





再び金時山へ_d0124388_21402774.jpg15:00 仙石原登山口に下山。
近くのホテルの温泉で汗を流し疲れを癒して
小田原行きのバスの人となりました。

今回の登山も乗り込んだ電車から山頂まで
金太郎さんが次々に現れる伝説ロマンに
溢れた楽しいハイキングになりました。

金時山へは再度登ると思うが別のルートに
すると、また新しい伝説に出会える楽しみが
あるような気がします。



記事はUPが遅れていて10月20日登山記録で、
富士山はこの後10月26日初冠雪しました。


by dojyou38 | 2016-10-27 09:39 | 登山 | Comments(12)
Commented by PANDORA at 2016-10-28 11:48 x
お早うございます!

 二度目の金時山はお友達と別ルートと言うことで新たな発見があったようですね!富士山を間近に見られる場所の登山はほとんどないので羨ましい限りです。
Commented by Uchan at 2016-10-28 16:27 x
奥方と再び金時さんへ富士の羨望を眺めながら観光気分で登山は素敵ですね。!
10日ほど前でしたか金時茶屋の放映があり茶屋には「金時娘(60代の御婆さん(笑))」がお茶のサービスすると放映されました。
昔、柔道が得意で脱獄囚人が茶屋に押し入れた時、一人暮らしの娘さんが得意の柔道で脱獄囚人に立ち向かかったとかで、以来「金時娘」と呼ばれるようになったそうです。
Commented by dojyou38 at 2016-10-28 18:51
PANDORA さん
こちらに来て知り合った山友と初めての個人的なハイキングでした。
同行の年長者は80歳、若手は63歳二人とも健脚。
特に年長者の健脚と身のこなしの軽さに驚いています。
私は付いていくのがやっとでした。
Commented by dojyou38 at 2016-10-28 20:35
そのTV番組があるのを知っていながら見逃しました。残念。
金時茶屋に金時娘がいまして、会計をしていますが看板娘?でした。
娘は60代でなく80歳と聞きました。元気でした。
金時娘が脱獄囚に立ち向かったのは知りませんでした。
Commented by taminamikawa1 at 2016-10-28 20:58
再度の金時山登頂、おめでとうございます。
富士山が見えるロケーションの山近くに住んでおられるのは富士山から遠い九州人にとっては羨ましい限りです。
そういう意味でも富士山の写真をアップしてください。
Commented by dojyou38 at 2016-10-28 23:07
taminamikawa1 さん
今回はこちらでの山友との初めてのハイキングでした。
二人とも健脚で就いていくのがやっとでした。
富士山はなかなか気難しい山で滅多に顔を見せません。
上手く撮れた時はUPさせていただきます。
Commented by matutaka31 at 2016-10-29 09:57
山頂の景色も日々変化しますが、登山道を変えることで、
まるで別の山に登っているかのような錯覚を覚えることがありますね。
思い切って出かけると、そこには新たな発見や新たな出会いがあり、
楽しみが倍増します。
金時山への登山回数が増えることを祈っています。
Commented by とんぼ at 2016-10-29 10:59 x
お天気が良くてよかったですね。
イノシシが現れるということはその防御策も必要ですね。
皮が干してあるのはそのためかもしれません。
Commented by dojyou38 at 2016-10-29 18:13
matutaka31 さん
今回は金太郎の生家と云われるところから登りましたが、
周辺にはまだまだ金太郎ゆかりの場所がたくさんあるそうです。
次に機会があれば今回と逆のコースで、
夕日が当たる「夕日の滝」の絶景と金太郎の他のゆかりの場所も尋ねたいと思います。
Commented by dojyou38 at 2016-10-29 18:26
とんぼ さん
単独行だと天候を見計らってよい日に催行できるのですが、
グループで登る時は参加者の日程優先にになるので、
多少悪くても決行せざるを得ないこともあります。

イノシイの皮、イノシシ避けになるとは考えが及びませんでした。
もしかしたら、本当かもしれません。
カラスでしたかね~、カラスの屍骸を置いておくと近寄らないと聞いたことがあるような?
Commented by hibochan at 2016-10-30 07:25 x
金時山は 全国区知れ渡ってます
金時伝説と富士山絶景ポイント ルートが違えば楽しみも格別
先日筑波山から珍しく富士山が見えましたまさに日本一の風格
Commented by dojyou38 at 2016-10-30 10:11
hibochan さん
金太郎は成長して源頼光の四天王として都で活躍したそうです。
史実を細かく詮索するより伝説を信じた方がロマンがあっていいです。
これから富士山に本格的に冠雪すれば、筑波山からもその雄姿がよりクリアーに見られるでしょう。


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