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2018年 06月 11日

大菩薩峠を歩く(2:介山荘~大菩薩嶺~丸川峠~大菩薩の湯)



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翌朝 日の出が4:22と聞いていたのに目が覚めると 4:20、慌てて身支度して飛び出しました。
既に太陽は山陰から離れていましたが、登山2日目のスタートに相応しい光景です。
目を南に遣ると甲州アルプスや御坂山塊の上に
富士山が朝日を受けて輝き浮かんでいました。

西に連なる南アルプスの方向はまだ朝もやを棚引かせ姿を定かには見せないが、
今日1日の快晴が約束されているようで嬉しくなりました。
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朝食は6:00 からなのでご来光を拝んだ後、
暫く山荘の周りを散策しましたが数頭の
シカがたむろしていました。

ヤナギランの花は咲いていませんでしが、
シカの食害から守るため防護柵で守られていた。


2日目のスタートを前に改めて
朝日が当る標柱の前で写真を撮りました。

昨日は疲れていたので気が付かなかったが、
標柱傍に祀られているお地蔵さんの首の
切り口に机龍之介に無残に一刀で切られた
老爺のことを思い起こさせました。

恐らくこのお地蔵さんは旧甲州裏街道のどこかに打ち捨てられていたものを、
標柱を新設する時にここに移し変え祀ったのでしょう。
首がないのは風に晒され転倒した時か、明治の廃仏毀釈によるものでしょう。


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6:40 朝食を済ませ、後に富士 左奥に
残雪を頂いた南アルプスのゴージャスな
連嶺を眺めながら大菩薩のピークを
目指して歩き始めました。

登山道は緩やかな小さな登り下りを
繰り返しながら登りますが全体的にガレバで
親不知ノ頭とか賽の河原などの名前が
付いています。

標高2000mに達しましたが、この付近は
妙見の頭で小説では主人公 机龍之介が
登場して無関係の老人をいきなり惨殺した舞台。
物語りはここから始ります。

この先に雷岩と言う巨岩があり、眼前に
富士と大菩薩湖(上日川ダム)が連なった
素晴らしい風景に思わずバンザイを。



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7:50 山容が分らないまま歩くうちに行き成り
山頂(2057m)に、呆気ない登頂です。

鈍頂で周りはシラビソなど樹林で囲まれ
広くはありません。三角点がありますが
三等を示す文字は欠けて見えず、標石周りの土砂が削られ今にも倒れそうでした。

直後、次々にハイカーが登ってきました。

私は写真を撮ったり眺望を楽しみながら
ゆったり歩いた積りだが、ほぼコースタイム
通りに着き、体調に余裕があったので
一般的な唐松尾根を外し、少し遠回りになる
丸川峠経由で帰ることにしました。


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丸川峠へは緩やかな下りで、陽は射しているがまだ8時過ぎ暑くもなく快適なウォーキング。
大菩薩嶺まではたくさんのハイカーと出会いましたが、丸川ルートに入ってからは殆ど出会わない。
そんな中、昨日 番屋茶屋で昼食を共にした丸川荘泊まりのハイカーと出会わす。
ここから登山口までの下山路など情報を手短に教えてもらって分かれる。

 9:10 丸川荘に到着、先の方からコーヒーが美味しいと聞いたのでモカを淹れてもらう。
コーヒーを飲みながら暫く山談義。
この付近にもクマは出ることがあるが用心すれば心配することないそうだ。
でも昨年 トレランの方が出会い頭に遭遇し腕をかまれたとのこと。

この近くにヒカリゴケがあると聞き少し心が動いた。
30分も有れば探せるようだが、これから先の急坂をゆっくり降りたかったのでパスした。
大菩薩温泉のバスは13:30だが、以前下りでトラブルになりかけたことがあったので十分な余裕が欲しかった。


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9:40 丸川荘を出て
暫く富士に向って歩く
上の写真の雲の下に富士が見えますか。

樹が被さり富士が見えなくなると、頭上には
サラサドウダンやヤマツツジが満開でした。

花のトンネルを過ぎると昨日の方から
教えられた通りの急傾斜で慎重に降りなけば。


その緊張した気分を和らげてくれるように
野鳥やハルゼミの囀りが心地よく聞こえます。

ときどき登ってくるハイカーに出会いますが、
私より随分若い方がばかりです。
私にはこの長い登りは無理かもしれない。


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急傾斜を下りながら周りを見ると枯れた笹ばかりです。
緑の葉を出しているのは有毒と言われるレンゲツツジやアセビの仲間のようです。
笹が枯れ、下草も食べられ保水力がなくなった林床が抉れています。
シカの食害をまざまざと見せつけられました。

やがて下のほうから沢鳴りが聞こえて、沢に沿って緩やかに下っていきました。
11:10 丸川分岐に到着、疲れてはきたがほぼコースタイム通りでした。
後は、車道を歩き番屋茶屋の女将に下山の挨拶して「大菩薩の湯」に向いました。


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12:05 些か疲れて大菩薩の湯に到着。
温泉で疲れと汗を流し、名物の田楽を肴に
一人で無事下山を祝い乾杯をしました。

ゆったり食事して外に出ると次々ハイカーが温泉に吸い込まれて行きました。

こんなに時間的に余裕が有ったなら丸山峠で
ヒカリゴケ見ておけばと少々後悔したが、
老人にはこのくらいのがよかったかもしれない。

このようにして念願の大菩薩峠が終わりました。
2日間で出会った花などはページを改めます。




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by dojyou38 | 2018-06-11 06:36 | Comments(10)
Commented by shimasaan at 2018-06-11 07:40
dojyouさん、お早うございます

やっぱり、2日目も絶好の山歩き日和りになりましたね。
そうか、介山荘に泊まれば、ご来光と富士山が見られるんですね。まあ、丸川荘に泊まったおかげで、ヒカリゴケは見れましたが……
下山道の鹿の食害には驚きました。でも、サラサドウダンやヤマツツジに癒やされながら、マイペースで降りられたようで、なによりです。
Commented by PANDORA at 2018-06-11 07:59 x
お早うございます!
 どこからでも富士山が見えるのが嬉しいですね。関西では晴れた見通しの良い日に
この方向に富士山が見えますというところがありますが、まだ見たことがありません。
 下山後はコーヒーや温泉で登山の疲れを癒やされたようでリフレッシュできましたね。
Commented by dojyou38 at 2018-06-11 11:36
shimasaan さん
ヒカリゴケ、30分もあれば見つけられると聞きチョッと惹かれたのですが、
自生している情況が具体的に想像できなかった。
私はニュージーランドで北島で見た記憶はありますが情況が思い出せなかった。
それより急坂の下りに体力・脚力に不安があったからかもしれません。
Commented by dojyou38 at 2018-06-11 11:42
PANDORA さん
何とか計画したコースタイムで歩くことが出来たので、
ゆっくりコーヒータイムや温泉・昼食が取れました。
富士は葉山からも眺められますが、
やはり近距離の山から見るのとは迫力が違います。
Commented by taminamikawa1 at 2018-06-11 21:10
「大菩薩峠」という小説は有名なので、知ってはいましたが、
峠が山(山頂)で大菩薩峠山系を形成しており、その峠を歩くことが山歩きなんですね。歴史とロマンを感じながらの山歩きですね。
Commented by dojyou38 at 2018-06-11 22:10
taminamikawa1 さん
大菩薩峠は江戸と甲府を結ぶ街道の峠道でした。
大菩薩嶺と言う山のピークは峠から1.5kmほど北へ登ったところです。
その峠が中里介山の小説ですっかり有名になりました。
Commented by matutaka31 at 2018-06-11 22:51
天候に恵まれた最高の登山だったようですね。
用意周到な計画による登山、敬服します。
富士山が写った3枚の写真、下界で見るのとは一味違います。
山登りならではの、素晴らしい光景を拝見させていただきました。
Commented by dojyou38 at 2018-06-12 09:31
matutaka31 さん
単独行だったので天候については狙い済ませて日程を決めました。
装備については最近大きな山に登ることが少ないので忘れ物も有りました。
今回は虫除けです。たまたま登頂時間が早かったので虫に悩まされることがありませんでした。
富士はずば抜けた単独峰、何時見ても何度見ても素晴らしく飽きることありません。
Commented by hibochan at 2018-06-13 07:29 x
大菩薩峠映画で見た記憶が
富士山の絶景ポイントのようまた別ポイント先日NHK日本百名山三つ峠紹介してました

暑くてパソコン水浴びようやく再開しました
よろしくお願いいたします。
Commented by dojyou38 at 2018-06-13 08:39
hibochan さん
パソコン全快、おめでとうございます。

富士は完全な独立峰のためか何処から見ても本当に素晴らしい。


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