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某日某月

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2009年 04月 16日

カニのハサミ岩を持つ八方ヶ岳

九州100名山完全登頂を目指す山の先輩に誘われて八方ヶ岳に山友7人で登った。

この山(標高1052m)は菊池市と山鹿市の境にあり、平坦なドーム状の山頂を持つが、
カニのハサミ岩(819m)を付属している為か矢筈岳とも呼ばれる。 
山腹下部は花崗岩、上部は安山岩で出来ているためか急崖・奇岩が多かった。


菊鹿町から眺めた「カニのハサミ岩と八方ヶ岳」
カニのハサミ岩を持つ八方ヶ岳_d0124388_173493.jpg

カニのハサミ岩を持つ八方ヶ岳_d0124388_17423810.jpg矢谷渓谷上流

登山は矢谷渓谷上流の沢を何度も渡りながら登って行く。
登山口からの標高差は
667m、全歩行距離約8Km.




カニのハサミ岩を持つ八方ヶ岳_d0124388_1752019.jpg苔むす倒木を潜って

沢沿いで湿気が多いのか、
岩も倒木も緑の絨毯を着ているように厚い苔に覆われていた。






カニのハサミ岩を持つ八方ヶ岳_d0124388_17533638.jpg椿の落花に彩られた登山道

沢沿いは広葉樹の自然林で椿も多く、この時期はその落花で登山道はあでやか。







カニのハサミ岩を持つ八方ヶ岳_d0124388_18111933.jpg 奇岩・巨石を廻り

高度が上がるに従い急登が多くなり、巨大な急崖を見上げながら奇岩・巨石を廻り登っていく。











カニのハサミ岩を持つ八方ヶ岳_d0124388_17592768.jpg











カニのハサミ岩を持つ八方ヶ岳_d0124388_21404267.jpg 山頂にて

登山道はやがて鞍部に出る。
その後は樹林の中を緩やかな上下を繰り返しながら山頂へ。
山頂は広々としていて石祠が祀られている。
山頂で弁当となるが、玉名からの熟年7人組と同席した。


  山頂下からの「カニのハサミ岩」の眺め
カニのハサミ岩を持つ八方ヶ岳_d0124388_21513569.jpg


春の山は晴天でも霞や黄砂で眺望が良い日は稀だ。
この日も阿蘇・雲仙・多良や大分・福岡の山々が望めるはずが無理だった。

一方で、山桜・椿の季節を過ぎ、落葉樹の新芽が息吹き始めていた。
これからは新緑とともに石楠花・躑躅など様々な花が眺望の代わりに歓迎してくれるだろう。


by dojyou38 | 2009-04-16 16:44 | 登山 | Comments(4)
Commented by tetsu807-2 at 2009-04-17 15:00
お天気が良くてよかったですね!私は去年9月にに登りましたが、曇り日和でした。その日は登山者が多く山頂はお弁当を広げる場所をとるのがやっとでしたが、
昨日はゆっくり出来たようですね。
明日もお天気がよさそうです。アケボノツツジを見に登る予定です。
Commented by gxmwm944 at 2009-04-17 21:10
dojyou38 さん登頂オメデトウ!頂上でのガッツポーズ良いですな~
素晴らしい山だった事でしょう~~ね!一緒に登りたかったです。

奇岩・巨岩・ハサミ岩が懐かしく蘇りました。UPありごとうございました。
次回の写真UPも楽しみで~す。
Commented by dojyou38 at 2009-04-17 22:22
tetsu807-2さん
登山は天気が良くないと興味半減ですね。
春先は天気が良くても、春霞で遠望出来るのはまれですね。
その代わり、春から初夏に掛けて新緑と様々な花を楽しむことが出来ます。

早速、アケボノツツジですね。何処へ行きますか?
また、ブログにUPしてください。
Commented by dojyou38 at 2009-04-17 22:40
gxmwm944さん
天気は良かったが黄砂かスモッグか遠望はチョット無理でした。
その代わり、落葉樹が芽吹き始めやわらかい新緑の
グラデーションが何とも綺麗でした。

これから先暫くは花と新緑、まさに「山笑う」季節です。
また、安山岩が侵食によって奇抜な造形を作っていました。


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